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2019.11.10 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

津軽石さんさ踊り「庭踏み、1~9番」@2019第47回川井郷土芸能祭

さて本日は、第47回川井郷土芸能祭から津軽石さんさ踊りで庭踏み、1~9番です。

川井郷土芸能祭ですので、同じ宮古市でも津軽石のさんさ踊りは招待芸能ということになります。




由来について当日パンフレットより

「津軽石さんさ踊りは、海産物を商った五十集衆が寛永年間(1624~43)に現在の盛岡市簗川のさんさ踊りを習い覚えて伝わったとされています。
寛政年間(1789~1800)の頃より本格的に踊られ、大正時代には館下万太が津軽石新町に伝えてますます盛んになり、現在の形態になりました。」
現在の保存会長は館下光利さんです。

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津軽石地区も先の東日本大震災では大きく被災しましたが、先日の台風19号により川が氾濫し、床上浸水や道路寸断など大きな被害に合いました。

せっかく全線開通したばかりの三陸鉄道も損壊があり不通になりましたが、12月中に津軽石-宮古間で運行再開をめざして復旧作業がおこなわれるということです。

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さて、盛岡から伝わったさんさ踊りですが、さんさ踊りに共通する囃子歌に 

〽  さんさ踊りの始まるときは へらも杓子も手につかぬ サンサヨー

と歌われるとおり、女性たちが家事の手を止めてでも踊りたくなるものだったようです

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菅江真澄の鄙廼一曲に南部沢内のさんさ踊りとして次の唄が採録されているとおり江戸末期には南部領一帯に広く踊られていたことがわかる

〽 茗荷畑に生姜を植えてサンサ みょうがしょうがのわけしらぬサンサ

   さんさ踊らば品良く踊れサンサ 秋が来たらば嫁にとろサンサ

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.11.10 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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