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2019.11.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

箱石鹿踊「太夫かかり、寄せ、綱かかり、十七」@2019第47回川井郷土芸能祭

さて本日は、第47回川井郷土芸能祭から箱石鹿踊で太夫かかり、寄せ、綱かかり、十七です。

箱石鹿踊の由来について、「川井村の郷土芸能調査報告書」より

箱石鹿踊の伝書「糜鹿遊有由来」に「安政4年(1857)に鈴邨嘉栄氏箱邑江与此書ヲ」とあるということである。
この嘉栄なる人物がいた鈴邨とはどこかということで、茂市の和井内村清水という説と、川井村鈴久名という説がある。
頭装束等を見れば鈴久名が近いような気がする。



鹿頭は鍬形に前立てを付けるタイプで、短めの紙ザイをつける。
前幕は上から赤、黒、赤、白の横繋ぎの布を使い、両側に錦の袂様のものが付いている。

IMG_5282.jpg

背中の流しには六字名号が染め抜かれ、「すっか(=シカ 小口袴)」には丸に笹竜胆の紋が入る。この紋は、お盆に廻向をする好心寺の紋であるという。

IMG_5281.jpg

綱掛かりでは三頭の鹿が前幕を激しく振り、張られた綱を警戒しながらもくぐり抜ける場面で、勇壮に踊ります。

IMG_5301.jpg

最後の引き端もカッコイイです。

IMG_5306.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.11.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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