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2019.08.26 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

中島七ツ舞@第53回岩泉町郷土芸能祭

さて本日は、第53回岩泉町郷土芸能祭から中島七ツ舞です。

由来について当日パンフレットより

「中島七ツ舞は、神楽の一つで神代の初め諸々の神々が、高天原に下りし時七つの道具を持ち、悪魔を払い谷地を払い清めながら進んだのが中島七ツ舞の初めとされ、約190~200年以前(文化文政)の頃から伝えられています。
舞は先打・谷地払・なぎなた・太刀・きね・弓の順に並んで悪魔を払い進み行く先を定め、谷地払いは左右の本の枝草などを払い、なぎなたは木立、太刀は前方左右のけものを払い、きねは道をかためながら進み、小鳥は弓をもつて天からの悪魔を射、扇をもって舞いながら進みます。
舞の種類は、道具取り舞・横ばね舞、鳥居がかり舞、ちらし舞、組ちらし舞、道具おさめ舞の6つの舞に分かれて構成されています。」

ということですが現在の保存会代表は千葉鉄郎さんです。



先打ちの道具取りです。山伏神楽の祈祷舞の感じを残している。

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岩泉地方の七ツ舞(七ツもの)の舞曲は、七曲あったとされるが、そのうち「五方の矢」は現在行われていないという。

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七ツ舞の構成は各舞の間をチラシでつないでいるため、全部が一連の動きとして見るものを圧倒する。

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また、横はねや鳥居掛かり(三足)は華やかかつスピーディーな動きで七ツ舞の真骨頂とも言える。

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小本周辺ではかつて中野七頭舞、中島七ツ舞,中里七ツ舞そして大牛内七ツ舞とで毎年七頭舞発表会を開催して伝承の成果を発表していたが、小学校の統廃合により各学校での取り組みもなくなり、地域での伝承となってきている。


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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.08.26 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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