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2019.08.24 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ剣舞

長田剣舞@第53回岩泉町郷土芸能祭

さて本日は、第53回岩泉町郷土芸能祭から長田剣舞です。

長田剣舞の由来活動状況については当日パンフレットより

「長田剣舞は、田代剣舞からの分かれといわれております。巻物は伝わつておりませんが、何百年かの昔、武士の念仏供養のために踊り始めたのが、今日まで伝えられたと云われております。
踊りの数は、「城廻し」「二本太刀」「あや踊り」「高太刀」「木刀」「からす踊」「ゆるいなぐさみ」「念仏」の人種類の踊りですが、一つの名前の踊りが出羽(場)、中踊り、引羽の三つに分かれております。
踊る時の持ち物は、城廻しが扇を、二本太刀が刀を、高太刀がなぎなたを、あや踊りが棒を、からす踊りが刀と扇を、というように一つ一つの踊りの持ち物が違います。」

ということですが、現在伝承しているのは大川郷土芸能保存会で代表者は畠山直人さんです。



頭に鳥兜をつけて腰に大口、手に扇を持って踊る姿は高舘系念仏剣舞の流れです。

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大口に一から五までの数字が書いてあったのは高舘系念仏剣舞でそれぞれの舞手を一つ剣舞、二つ剣舞と呼称していたこと位符合します。

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ところで、この日衆目を集めていたのはこの舞手!
新聞報道では4歳ということでしたが、身内に剣舞師匠がいるのではと思わせる程身のこなしが只者ではない!将来が楽しみだ!

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舞の後半は刀と鞘を持ってのアップテンポな舞となります。

20190818105732IMG_2755.jpg

長田剣舞では、唄上げが終始「サーハイヤー 三国一の富士の山~」と讃念仏を唱えます。
静かに故人や祖霊を供養するに相応しい剣舞といった感じでした。

20190818110240IMG_2759.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.08.24 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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