けんか七夕まつり2019@岩手県陸前高田市気仙町
さて本日は、岩手県陸前高田市気仙町からけんか七夕まつりです。
毎年高田町のうごく七夕祭りの午後休憩時間に見に行くのですが、これが実は深い歴史を持つ祭りです。
今から10年前の祭りの紹介には次のようにあります
「山車に若衆が乗り込み、笛や太鼓のお囃子で練り歩く。山から切り出した太い藤づるで杉の丸太を山車にくくりつけ、山車と山車をぶつけ合うエキサイティングな祭り。昼は長部漁港、夜は今泉町の路上でぶつかり合う。」
とあります。
しかしながら、先の震災により気仙町は壊滅して祭りを行う町が無くなり、祭り山車や祭り組もなくなりました。
それでも、震災の年から津波の後に残ったものをかき集めてできるところから七夕まつりを再開した。
それ以来、気仙町の復興工事に合わせて形態を変えながら続けてきて、今年の開催は下記画像のように行われました。
気仙町は区域全部が嵩上げ工事をするということで、今年もまだ以前あった町の場所には商店どころか住家すら建っていない状況でした。
が、ことしも2台の七夕山車を繰り出してのけんかはできたようです。
鉄砲町
八日町
町並みがないのではそこに住む人も無いわけで、それでも何とか祭りができているのは今でも復興支援をしてくれている人々がいるからかもしれません。
その助力なくとも祭りができる日を楽しみにするばかりでなく、祭りの新しい形態として他地域の参加できる祭りづくりを目指していくのもいいのかと思う次第。
しかしながら、以前の祭りも懐かしい
これは鉄砲町と荒町の七夕山車が長部漁港でぶっつけをした場面
漁協の屋上から撮影していて、とんでもない迫力に圧倒されたものでした
それと、今では行われなくなった陸前高田市小友町の三日市海上七夕
陸上のうごく七夕が海上に繰り出したかのような美麗さと迫力がありました。
いつの日にか復活することを望みます。
動画でどうぞ
