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2019.07.07 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

栗原神楽「法然・蓮生坊、童子拾い上げの場」@第32回あやめ祭り神楽大会

さて本日は、第32回あやめ祭り神楽大会から栗原神楽で法然・蓮生坊、童子拾い上げの場です。

栗原神楽さんの由来については定本より

「明治一二年三月三一日、栗原悦之助が神道事務局に神楽の届出し承認を得た文書がある。
岩手県萩荘村市野々の自鏡山山伏神楽の指導を得たといわれている。
大正時代に復活、中断した。昭和五年、栗原の佐藤正吉が指導し再興する。その弟子代表の佐藤左吉に引継がれ現在に至っている。初代庭元栗原悦之助が中断後を再興した。」とあります。
現在の代表者は佐藤敬さんです。



この演目は源平の戦いで、一の谷で熊谷次郎直実(後の蓮生坊)に首を討ち取られた平敦盛の一子法童丸を、奇しくも親の敵である直実が拾い上げるという悲劇の場面です。

法然上人です。
蓮生坊を伴って、京都の加茂の明神に参詣にやってまいります。

20190630224400_DSC2723.jpg

蓮生坊です

加茂の明神のお告げにより、下り松の下に捨て子があるのを見つけます

20190630225434_DSC2728.jpg

黄金造りの短剣を枕にしているのを見受けて、さぞかし高貴なお子と見受けたりと拾い上げることにします。

20190630230534_DSC2733.jpg

蓮生坊が拾い上げてみれば、自らが手に掛けた平敦盛の面差しによく似たりと思い、顛末を法然上人に告げに行きます。
法然上人は、この子を拾い上げたのは加茂の明神のお導きであると説き、赤子の名前を自らの名前「法然」から一字を取って「法童丸」と名づけて養育することにしました。

20190630230558_DSC2734.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.07.07 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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