末角神楽「幕上げ権現舞」@北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会
さて本日は、北上山地民俗資料館小国分館 第2回神楽共演会から最後の演目、末角神楽で幕上げ権現舞です。
旧小国村の末角地区は、狭い集落ながらも沢山の芸能を継承しています。
神楽、鹿踊、笠踊り、さんさ、等など。
自然条件厳しいがゆえに集落の結束が固かったこともその所以といえるかもしれません。
こちらは末角神楽さんの権現様です。
末角神楽は、もともとは社風神楽であったということでしたが、次第に周辺の山伏神楽の影響を受けて今の形になったようです。
山伏神楽で、すべての神楽をやりましたという意味で神楽幕をあげて権現舞をしますが、仙台以南の能神楽などでも同様に幕を上げて楽師が立って奏楽するのは共通です。
下舞は扇と鈴木を採って優雅に舞います。
続いて権現様を舞わせますが、こちらでは一人舞となっています。尻尾取りがおりません。
一舞した後に客席に進んで身固めです。
最後に末角神楽と江繋早池峰神楽の皆さんでご挨拶でした。
次にお目にかかれるのは祭りか川井郷土芸能祭かなと思います。
動画でどうぞ
