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2019.06.14 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

赤谷神楽「安部保名祈願の場」@第15回神楽共演石越大会

さて本日は、第15回神楽共演石越大会から赤谷神楽で安倍保名祈願の場です。

その前に、赤谷神楽さんの由来について

「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木築吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」

ということなそうです。現在の代表は工藤智徳さんです。



摂津の国安部郡司保秋の一子安部保名が代々伝わりし巻物を紛失し、また、母上様の長らくの病気全快と我が家再興の数々の祈願をすべく、信田ヶ森大明神社に参詣する。

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祈願を終え、境内に慢幕を張り供の者と休息の折り、河津の国住人、石川悪右ェ門恒平の狩人勢に追われた白狐が逃げ場を失い、保名の幌幕に飛び込んできた。
狐をよく見ると、目に涙を浮かべ、手を合わせて拝むようなしぐさを見た保名は、狐を不憫に思い幔幕の陰に匿った。

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狐を追いかけて来た悪右ェ門達が、慢幕に入った狐を出せ、存ぜぬと、押し問答になる。

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剣戟の末、遂に保名は縄目に絡められ、折艦され、一刀にて斬られんとするを見かねて、白狐が藤井寺住職頼範と身を変じ、悪右ェ門に仏法を悟し退かせ、保名様を救い、恩を返す場面です。

20190609125642IMG_1881.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.06.14 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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