狼ヶ志田神楽「牛若丸椿ヶ宮参詣の場」@第15回神楽共演石越大会
さて本日は、第15回神楽共演石越大会から狼ヶ志田神楽で牛若丸椿ヶ宮参詣の場です。
狼ヶ志田神楽さんの由来は定本より
「狼ヶ志田神楽は、文久元年神楽の祖、菅原甚太郎、菅原新右エ門、菅原今朝吉、小野寺長蔵等が、小山、中沢神楽の本庄板太郎より山伏神楽を伝授された。
明治二十五年十一月、菅原甚太郎が上昼沢佐藤家を通して達古袋と縁組をしたことから、西磐井郡萩荘村達古袋阿部徳太郎、小岩彦三郎両師匠より達古袋神楽を伝授された。
達古袋神楽は、達古袋に永住した羽黒山系山伏一七代元道常学院相模坊が指導したと言われる。
大正五年二の台、菱ヶ森、大正八年恩俗、衣川雲南田等に狼ヶ志田神楽を伝授している。
明治二五年初代庭元菅原甚太郎より昭和四四年九代庭元青沼松男に引継がれている。」
ということです。
現在の代表は高橋先雄さんです。
さて、牛若丸です。
藤原秀衡公に源氏再興を図るならば父義朝が奪われた多神通虎の巻物を手に入れるべしと教えられ、四国は熊山城に生花太郎と偽名を使い厩の釜の大焚奉行として召し使われる事となった。
熊山城の城主、鬼一法眼は我を減ぼす者ではないかと疑いをかけ、一弟子の五海入道丹海鬼八汰、小八汰、荒九郎に生花太郎の首を討つように命じた。
生花太郎も鬼一法眼に彼らを討つように命じれれ、椿ヶ森大明神の宮に参詣して祈願する。
一には先祖より伝わる多心通虎の巻物を手に入れること、 また 一つには麓に待つ居る四人の者を切り従うこと。
かくて手下達と牛若丸の斬り合いとなり、椿ヶ森大明神のご霊験によって彼らの首を取ることができ、そして再び熊山城の鬼一法眼の所へ戻り首を差し出す。
五海入道たちの首を検分した鬼一法眼は、牛若丸をますます警戒するのでした。
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