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2019.05.30 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

雄勝法印神楽「魔王退治」@雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭

さて本日は、雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭から雄勝法印神楽で魔王です。

魔王退治とも称されるこの演目は手足の爪を抜かれて、高天原から追放された素箋嗚尊が主人公の筋立てです。
自分がわがままであった事を悔い、善い神になろうと諸国を巡って修行を積んでいた所、魔王魔神が出没して邪魔をするので、生業が出来ず悩み、苦しんでいる住民を見て魔王•魔神を服従させるなどして、安住楽土を築いてやると約束した。
最初に物語を説くツケが出て神談記


知慶

「夫、我が朝の主天照大神は、猿田彦の道たる人倫の本源を広めんと、如何程か生成を成し給う所に魔王、魔群を引率し、来たって種々の妨げをなす。
如何に素箋嗚尊は無きかやの。」



素戔嗚尊 「応 これは何事にて候やの。
        大魔王幾千万来ると我が威、神力を以て忽ちに退治し、たとえ地を分け降るとも、追い返し追いかけ退治申さんやの」

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道化太鼓に変わり魔王三人でる。


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それぞれ手に五尺程の青竹を持ち、潜りっこや道化た舞をひとしきり。

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ついには何故か腕相撲まで始める始末

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素箋嗚尊が踊り出て、魔王と戦いになる

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ついには素戔嗚尊が魔王を退治します

素戔嗚尊「応 この国は神国なり、幾度か来たって害をなすとも、我れ又是の如し、依って再び来って害をなさずと、汝ら己々手形
をせよ、然らば六天に帰すべし、如何に如何に」

一人の魔王、扇の上に手形をのせ尊に差し出す。
魔王「然らば再びこの国に来って害をなさず、依って手形を差し上げ御赦免、御赦免。」

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最後は御神楽で舞い納めます

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.05.30 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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