雄勝法印神楽「魔王退治」@雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭
さて本日は、雄勝葉山神社 亥年御開扉大祭から雄勝法印神楽で魔王です。
魔王退治とも称されるこの演目は手足の爪を抜かれて、高天原から追放された素箋嗚尊が主人公の筋立てです。
自分がわがままであった事を悔い、善い神になろうと諸国を巡って修行を積んでいた所、魔王魔神が出没して邪魔をするので、生業が出来ず悩み、苦しんでいる住民を見て魔王•魔神を服従させるなどして、安住楽土を築いてやると約束した。
最初に物語を説くツケが出て神談記
知慶
「夫、我が朝の主天照大神は、猿田彦の道たる人倫の本源を広めんと、如何程か生成を成し給う所に魔王、魔群を引率し、来たって種々の妨げをなす。
如何に素箋嗚尊は無きかやの。」
素戔嗚尊 「応 これは何事にて候やの。
大魔王幾千万来ると我が威、神力を以て忽ちに退治し、たとえ地を分け降るとも、追い返し追いかけ退治申さんやの」
道化太鼓に変わり魔王三人でる。
それぞれ手に五尺程の青竹を持ち、潜りっこや道化た舞をひとしきり。
ついには何故か腕相撲まで始める始末
素箋嗚尊が踊り出て、魔王と戦いになる
ついには素戔嗚尊が魔王を退治します
素戔嗚尊「応 この国は神国なり、幾度か来たって害をなすとも、我れ又是の如し、依って再び来って害をなさずと、汝ら己々手形
をせよ、然らば六天に帰すべし、如何に如何に」
一人の魔王、扇の上に手形をのせ尊に差し出す。
魔王「然らば再びこの国に来って害をなさず、依って手形を差し上げ御赦免、御赦免。」
最後は御神楽で舞い納めます
動画でどうぞ
