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2019.05.11 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

小田代神楽「御神楽」@奉祝御代替わり記念神楽in日高神社

さて本日からは、令和元年5月1日に奥州市水沢鎮座日高神社において催行されました「奉祝御代替わり記念神楽」のリポートとなります。

御代替わりとは正に平成天皇が退位し、継嗣である徳仁皇太子が平成天皇に即位したことを慶祝しての御神楽奏上ということです。
皇室祭祀では御代替わりに際しては12月に宮中行事として賢所において御神楽を奏上するとあります。
それに倣って、今回胆江神楽3団体が5月1日に式舞四番を奉納するということになったようです。誠に時宜を得た奉祝行事でありました。

会場は日高神社参集殿内、つい2日前には岩手県無形民俗文化財の日高火防祭が行われたばかりという中でしたが宮司さんも楽しみにしておられたようです。

日高神社祭典委員会では境内に桜の植樹もしたということで、開会行事は小野寺傅委員長さんの挨拶で始まりました。



さて神楽は式舞ということで、最初は小田代神楽さんで御神楽です。


その前に、小田代神楽さんの由来について定本より。

「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
 初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川清志四郎、四代~五代及川篤男である。」
とあります。初代の植田喜作が指導を受けたのは菅原金之丞とあるが、金之丞は千葉栄佐衛門とともに瀬台野神楽を立ち上げた人物であり、後年田原の蟹沢に婿入りして蟹沢神楽を創設し、周辺の地域にも神楽指導をした。

そして現在の第六代目庭元は及川章さんです。

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さて、御神楽です。

この日は、若手二人による新時代の幕開けに相応しい御神楽でした。

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彼は学校を卒業して地元で農業を継いだ

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彼女は今春県内の大学に進学し、神楽を続けている

是非、若手メンバーで全国青年大会を目指してほしいです。

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動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.05.11 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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