白浜神楽「楠木正成櫻井の別れ」@第49回岩手県南宮城県北神楽大会
さて本日は、第49回岩手県南宮城県北神楽大会から白浜神楽で楠木正成櫻井の別れです。
白浜神楽さんの由来については定本より
「昭和四五年一月、栗原善三が庭元となり、宮城県栗原郡栗駒町、栗駒神楽佐藤佐吉師匠と花泉町大門神楽の菅原誠師匠の指導のもとに、白浜神楽を創設した。
初代庭元栗原善三で現在に至っている。」
とあります。現代の庭元は千葉良夫さんです。
後醍醐天皇を戴いた楠木正成が敗戦色の濃い中で、息子の正行(まさつら)に千早城を頼むと言い残して出陣するまでの話がこの演目の内容です。
息子の正行です。
楠公陣場の菊水紋の幔幕を背に名乗りを上げます。
ちなみに正成ゆかりの湊川神社の神紋も菊水紋です。
父と子の対面です。
正成は正行に菊水の短剣を形見として渡し、これを千早城にいる母親のもとへと届けよ、そして楠家の行く末と、皇室の隆盛を託します。
足利尊氏軍数万に対して楠木正成の軍勢は最早数千、討ち死に覚悟で湊川の合戦に臨む覚悟。
幼い正行を千早城に替えして後醍醐天皇をしっかと守れよと励まし別れの舞となる。
動画でどうぞ
