槻沢念仏鎧剣舞「幣束踊り、巻太刀踊り」@清瀧神社式年大祭
さて本日は、清瀧神社式年大祭から槻沢念仏鎧剣舞で幣束踊り、巻太刀踊りです。
由来について
槻沢念仏鎧剣舞は江戸時代の1795年(寛政7年)地区の守り神として不動明王尊像を奉納した際に演じた平泉系念仏剣舞が始まりだと記録に残っていますが、この剣舞は途絶え、現在の踊りは明治の中頃、地区の有志が住田町上有住の中埣剣舞(なかそね)を習い覚え、以来約120年、衣装に鎧をまとった武士スタイルの念仏剣舞として踊り継いできたものです。
とあります。
この日は二演目踊りましたが、最初は幣束踊り
文字通り幣束を持って踊るわけですが、剣舞はその呼称に「念仏」とあるとおり念仏回向によって鎮魂を目的としますが、同時に神式の清め祓いもするということです。
幣束を持って踊る所以は、念仏剣舞も発祥には修験者が関わっているため神仏混淆の思想が影響していることと、いつかの時点で神楽の要素が加わった結果ともいえます。
次の演目は巻き太刀踊りです。いわゆる刀剣舞です。
庭入りしたあと、最初に開扇を持って踊ります。
次に抜刀して二人一組になって刀合わせ等をします。
沿岸部の念仏剣舞は衣川の川西念仏剣舞の系統なので、終盤にササラが亡魂を折伏していくくだりがクライマックスになっています。
槻沢でも同じく荒れ狂う亡魂を次々に鎮めていきます。
最後にササラが客席を回ってご祈祷とも祝福ともいえるようなチョッカイを出して幕入りとなります。
動画でどうぞ
