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2019.04.22 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

行山流舞出鹿踊「狂い踊り、鹿の子」@清瀧神社式年大祭

さて本日は、清瀧神社式年大祭から行山流舞出鹿踊で狂い踊り、鹿の子です。

舞出鹿踊の由来について「気仙の民俗芸能(2)」(昭和41年発行)から抜粋

「天明四年(1784)に東磐井郡大原村山口部落(現一関市大東町大原)の山口又助という踊り師匠が横田に来て伝授したことに始まる。当時横田の梅滝屋敷の己之松という人が特に教えを受けたもので、その後、同家が庭元となって今日に至っている。同家に所有の巻物には鹿踊に関して左の如き記録がある。(以下略)」

ということなので、生出鹿踊と同様に行山流山口派の系譜ということのようです。



装束について。
前幕は九曜紋が縦に6つと両脇に1つずつ、竹に雀紋と、鶴紋と牡丹が両脇に。そして中立のみ行山の文字が入る。
大口袴は中立のみ緑色で、側鹿は黒となっている。紋は蟹と牡丹。

IMG_0196.jpg

流しには和歌が書かれている。

中立ちは菊の紋と「陸奥能信夫牡鹿農女鹿廼郷 声遠曽呂邉天遊婦志嘉可裳 (みちのくのしのぶおじかの女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも)」

側鹿は九曜紋に「秋萩のしがらみふせて鳴く鹿の 目に見ゆるかな音のさやけさ」

IMG_0192.jpg

入り込んで狂い踊りです。最初に一人狂い

IMG_0211_20190422221237856.jpg

次に三人狂い 三方に座り込むのが珍しい

IMG_0218.jpg

ついで、鹿の子踊り

IMG_0222_2019042222124061d.jpg

最後に御花が上がったので花取りを披露してくれました。
踊りの会員が仕事の都合で方々に居るため、この日も6人での上演となったようです。

S1680005.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.04.22 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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