長者山麓八戸虎舞@第9回全国虎舞フェスティバル
さて本日は、第9回全国虎舞フェスティバルから最後の出演団体で、青森県八戸市の長者山麓八戸虎舞です。
八戸市の虎舞は、八戸三社大祭の際に神輿行列に供奉して練り歩く数団体がある。
柳町、十六日町、昭和60年から八戸市庁が虎舞に参加し、おがみ神社からお通り、門打ち、お還り新羅神社へと毎年8月1日と3日に往復する。
八戸藩御勘定所日記または法霊神事行列控に記され、文政3 (1820)年、虎舞鲛村踊天湊村とあり、170年余り前の文政8 (1824)年の三社大祭に参加した
記録がある。また、鮫神楽に虎郷は上演種目とされる。昔から、パレード中に虎
が子供や年老の頭を顎の牙で咬む事により、その年の無病息災が信じられ、縁起
がよいとされる。
囃子は、六孔の縦笛に、四個の締め太鼓、手平鉦、虎舞の聞きなしのテントラ
イロン、トライロランと単調な拍子囃子にのって虎ヵ囉う。洗練された曲調·演
出を今に伝えることは楽しい。杁神楽と類似、相子の子供の着付けやひょっとこ
の面は、神楽と同様、赤幣に着だすき、杁神楽と虎舞と同一メンバー、虎郷の特
定の動きはなく、即興的で、郷の踊り手の衣裳は麻、虎のヒゲは鯨のヒレが利用
されている。
虎に対するのは神の子とされる相子であるが、これが虎をあやしたり獅子舞のように肩乗りをすることもあり、風流化された一面ももっている。
最後は円形にまとまってキメの所作をするが、これは八戸三社大祭で路上でのパフォーマンスが定着したものと思われる。
もともとは、虎は道すがら観客の頭をかじって厄払いをしたものが、祭りを盛り上げる芸能へと発展した様子が見て取れます。
また、三社大祭に行きたくなりました。
動画でどうぞ
