古三津虎舞@第9回全国虎舞フェスティバル
さて本日は、第9回全国虎舞フェスティバルから古三津虎舞です。
古三津虎舞は、愛媛県松山市の三津厳島神社祭礼において奉納される芸能ということです。
由来について「全国虎舞考」より
「松山城初代城主加藤嘉明が、慶長2年2月豊臣秀吉の第二回朝鮮出兵に2,400人を率いて出征し大奮戦、終えて慶長3年、嘉明は朝鮮の山中で、中島庄右衛門の部下遠藤小太郎と森川彦兵衛と虎狩りを行ない、獲物を各一頭銃殺し、その一頭の皮を秀吉に献じたところ大いに喜ばれたと、伊予古文書に記録されている。
この猛虎狩りを記念して毎年10月7日の秋まつりの朝三時に奉納している。
なお、朝鮮虎は尾先が黒いのが特徴であると言われている。
虎舞は、無敵を誇る朝鮮虎が天下泰平とばかりに踊り回る。そこへ虎狩りに参加している勢子が虎と死闘を繰り広げる。やがて、悪戦苦闘の末、虎を銃殺する。」というものです。
舞の中では、勢子の台詞をあげる。
「読めたりや、読めたりや、さては異国の虎狩なるか、あの笛、太鼓は勢子のもの、ここは聞えし干里ヶ原、虎いななけば風おこる猛獣の精とおぼえたり、24孝の陽光は孝行の徳により自然とのかれし悪孝の難、その孝行におとるとも、忠義に勇む我が勇気害え渡って力を試し、神力増します大和力、虎はおろか鬼でも蛇でも一とくじき」
愛媛県では古三津虎舞が唯一の虎舞ということです。
なおこの虎舞は1992年に三陸・海の博覧会関連イベントとして初開催された同フェスに出演以来の来釜ということです。遠路はるばるお疲れ様でした。
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