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2019.03.28 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

砂子畑鹿踊@釜石うみやま郷土芸能大競演祭

さて本日は、釜石うみやま郷土芸能大競演祭から砂子畑鹿踊です。

砂子畑は釜石市北西部の栗林地区に伝承されています。ほとんど外部に出て上演することが稀なので、お目にかかること自体がレアです。


由来について

「砂子畑鹿踊は約330年前、元禄年間(1688~1703)に栗林町沢田に住みついた房州出身の唯喜伝治から砂子畑の若者が教えられたのが始まりである。
 同じく唯喜伝治に教わった沢田鹿踊や神ノ沢鹿踊、大槌在の鹿踊と大筋ではいずれも同じであるが、唄の文句や踊り方を少しずつ変えて教えたといわれたおり、一方で、長い年月の間に変わってきたこともあるかもしれない。後に砂子畑鹿踊りは水海や外山、田郷に指導し、各地区の鹿踊が継承されている。」ということです。



ということで、砂子畑鹿踊は鵜住居川流域の鹿踊のルーツといえます。

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鹿頭の建物(前飾り)を撮ってみました。

重ね餅

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丸に三つ引き紋

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丸に下り藤

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牝鹿は日月ですが、角には星が沢山描いてあります 妙見信仰を思わせるものです

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そして丹内神社の「丹」でしょうか。

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この日の刀振りは一人

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雌獅子狂いです

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最後は鹿の子のように回って踊りますが、刀振りのジャンプが大きい。
なんとなく古態を残した鹿踊という感じで、非常に貴重な団体だと思いました。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.03.28 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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