箱崎虎舞@釜石うみやま郷土芸能大競演祭
さて本日は、釜石うみやま郷土芸能大競演祭から箱崎虎舞です。
箱崎虎舞の由来は「全国虎舞考」から引用すると
比較的新しい虎舞で、昭和46年(1971年)頃からの創始とされています。
以前に木彫りの虎頭で舞っていたという口伝があったが、現在は張子の虎頭となり木彫りの虎頭は本尊として元屋の神棚に祀られています。
とのこと。
箱崎虎舞は、釜石市の鵜住居町から岬に向かう海岸筋の集落に伝承されてきた。
箱崎半島を巡る地域では両石、鵜住居、箱崎、白浜に各々虎舞が伝えられ、いづれも漁師町であるために災厄消除とともに大漁祈願を目的として産土神の祭礼に奉じてきたものである。
虎舞は獅子舞が転じて虎頭を付けて風流化したものという定義になっている。
しかしながら、獅子舞とは違って、板子一枚下は地獄という海に生業をなす漁師たちに相応しく、荒々しくも鯔背な舞振りが漁師たちに好まれたことが、かくまでも三陸沿岸に虎舞が敷衍した所以と思われる。
わけてもこの笹喰みの演目は、虎の獣性を表すとともに勇猛果敢な漁師たちの心意気を示しているような気がします。
動画でどうぞ
