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2019.03.24 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

砂子畑丹内神楽「ショシャ権現舞、清祓の舞」@釜石うみやま郷土芸能大競演祭

さて本日からは、3月24日に釜石市鵜住居町の三陸鉄道鵜住居駅前で開催されました平成30年度釜石うみやま郷土芸能大競演祭のリポートとなります。

このイベントは、JR東日本から旧山田線(宮古‐釜石間)が移管され、盛駅から久慈駅までの163㌔が「三陸鉄道リアス線」として一つにつながることと、東日本大震災により被害に遭った鉄路や駅舎が復活したことを祝って行われたものです。



かつては南リアス線として走っていた線路に新しい車両が入ってきましたが沿線住民の皆さんの喜びも一入と思います。

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そして、駅前ロータリーを会場に郷土芸能大競演祭が行われました。
向こうの高台にあるのが移転新築になった鵜住居小学校と釜石東中学校の校舎です。

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ということで、郷土芸能のトップバッターは砂子畑丹内神楽でショシャ権現舞、清祓の舞です。

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丹内神楽の由来について岩手日報社刊「いわての郷土芸能」より

「釜石市鵜住居町の阿部家は代々修験宗で、紀州態野におこもりし、習得した山伏神楽を舞い継いでいた。
明治五年、同宗廃止で帰農。帰農後は栗林村の人々によって継承され、の集団をつくって同行頭となった。
宮古の黒森神社の同行であった明延法師を師匠として舞や、囃子を習得、また早池峰神楽などを研究して、現在の丹内神楽の基礎をつくった。
川崎は地域の人たちから神楽に一生をささげた執念の人と語り伝えられている。」

ということです。

権現舞の前にショシャ舞

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続いて権現舞ですが、最初に権現様が胴前の両肩に噛みつきます。
神歌をうたう胴前と神人一如ということでしょうか。

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権現様にて会場の皆さんの身固めをした後に舞い浄めます。

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次に清祓いの舞 伊邪那岐尊が御幣でもって場を祓い清めます

〽 イーヨー神降る

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散米ではなく、塩でもって祓います

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最後は太刀の舞で四方の悪魔を折伏して舞納めます。

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動画でどうぞ。  ※この日はとても風が強い日で、風防マイクを使用しましたが風の音がかなり入っています。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2019.03.24 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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