大森神楽「三番叟」@第29回ころもがわ神楽まつり
さて本日は、第29回ころもがわ神楽まつりから大森神楽で三番叟です。
その前に大森神楽さんの由来について
「大森神楽は昭和45年7月、当時の衣川村立衣川小学校大森分校教諭の佐々木久雄(直木賞作家、三好京三)氏と当時衣川村の教育長で大原神楽の師匠、小坂盛雄氏が中心となり、分校の児童に神楽を伝授したのが始まりである。その後学校教育と関わりあいながら活動し、児童全員に踊り伝えられてきた。平成10年3月に大森分校が閉校になり、保存会としてスタートした」
とあります。現在の代表は佐藤吉訓さんです。
幕出し唄は
〽 吉が野に吉が野に 日が照るとも照るとも 常に絶えせぬどどと鳴るは瀧の水
鶴と亀との共連れて 幸い心にまかせたり
こちらでは翁舞は天下泰平、長寿祝うものとし、三番叟は五穀豊穣を祝う舞としている
三番叟 「ヤレヤレ ぽっこりもとにてボウガリボウガリトボウガリめく者は 何者にて候」
太鼓「権現の囃子を打って候」
三番叟「我らは南方とうや上からりんの者にて候」
太鼓「我らはとうや下からりんの者にて候」
三番叟「舞いたるついでに法問のひとつも申そうか」
太鼓「法問にとりては」
三番叟「かりゅう面に打ったる木の面を取って顔にあて、御前に押し直らせたる不思議さよ」以下略
三番叟 「唐土は七帝 我が朝は一帝
大般若六百巻 法華経八巻は七十巻
谷の真砂は峯に上がり 峯の真砂は谷に下り
舞川や長谷に伏し、石に羽が生えて西東北南
よろうさろうと君は代々久しかるべくと存じ候」
〽 はぁー 下を見たれば 天の川とて流れくる
はぁー 上を見たれば おそよ川よと流れくる
動画でどうぞ
