上根子神楽「権現舞」@GEINOど真ん中ミーティング
さて本日は、GEINOど真ん中ミーティングから上根子神楽で権現舞です。
権現舞あるいは獅子舞と称されるものが行われるのは、秋田青森などでは演目の最初に悪魔祓いとして行われるものと、岩手の早池峰系では神楽の最後に火伏せの祈祷として行われるものの二種類あります。
本田安次は円万寺系の権現舞は田子(青森県三戸町)のと似ていて、元は同じ舞であったと書いています。
下舞から
獅子頭は毛采を付けており、この辺も番楽系統のものと共通です。
獅子はオキ笛を吹きながら激しく舞います。
別当が、白布、扇、刀を権現様に噛ませる。
権現様は体内でそれらを浄化して次々に吐き出す。
門打ちに行った際に所望されれば、その家人のものを呑み込んでお祓いをするという。
ところでこのGEINOど真ん中ミーティングというのは、主に花巻市から一関市までの県南部の神楽に関わってる若い人たちが、芸能伝承をいかにしてつなげていくかということを、真剣にも楽しく考え、みんなつながっていこうという主旨のイベントでした。
ここへくるまでの様々な流れはあったものの、若者たちのパワーでついにこのような会が開催されたということです。
上演の合間にはそれぞれの団体の思いや願いなどが話されて次のアクションにつながったと思います。
で、5月にはまたGEINO女子神楽交流会もありそうです。皆様も楽しみにお待ち下さい。
動画でどうぞ
※誠に勝手ながら、諸般の事情で明日以降1週間程当ブログを休載いたします。
