黒森神楽「松迎え」@大槌町吉里吉里巡行2019
さて本日は、黒森神楽の大槌町吉里吉里巡行から松迎えです。
楽唱 〽 ヒイーヤーハー 新たまの 年のや始めの年男
松を尋ぬるおいぶりの 庭の松に腰をかけ
松迎えは、役舞の演目とされ、若男面をつけた千秋万歳の兄弟による二人舞で、新しい年を寿ぐ舞とされている。
五葉の松のいわれを解きながら祝言を述べるというものです。
最初は若男面をつけてのネリ舞
ネリが終わると、千秋萬歳のいわれをとく舎文となります。
「そおれ丹後の国、名の目の長者の二人の子にて、兄をば千秋、弟萬歳と言いしもの
されば千秋萬歳こそ兄弟な、同じ心となって、親の仰せに従うて、
松竹迎えて両方の門にさっと立て、あかし得あり門の松
好みはるかやかかる世に いしの目雪なれば 花を盛に実を結ぶ
何兄弟のひげを払えば 我等二人の手を合わせ 天下泰平奉る
天下泰平のことなれば とかくはこれに腰をかけ
やら松根の松に腰をかけ申さばやと存じ候 従せおう殿はその松のいわれを知ってしよわせ給うか
またいわれを知らんで しよわせ給うか その松とうどう下らせ給えかせ参候
何々この方の事を詔賜うか この方の事を詔賜わば 神によりての御違い
人によりての御言葉 それ天神七代、地神五代の御見世の御時立て初めたる松なれば
松にとがめは無きものよ 五葉と一葉五つの松」
と、この後四方の松を寿ぎ面を外してクズシとなります
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