黒森神楽「伊勢参り」@大槌町吉里吉里巡行2019
さて本日は、黒森神楽の大槌町吉里吉里巡行から狂言で伊勢参りです。
伊勢参りは狂言の演目で、山伏が伊勢参りに行く途中で同じく伊勢神宮に向かう村人と道連れになり、あれやこれやの騒動を繰り広げる内容です。
黒森神楽は巡行期間が長いこともあり、神楽宿で演ずる狂言の数も多い。
粟巻き、清水参り、田中の地蔵、篠田の森、大峰万才、花かい等がある。
楽唱 〽 ヒィーヤハー 熊野路の
この日の宿主さん御自ら山伏役で登場
そこへ道化役の八平が出てくる
彼は巡行二年目ながら、すでに狂言のスターとなりつつあります
とここで山伏と伊勢参りの掛け合いが始まる。
山伏の呼びかけで二人は一緒に旅をすることになりますが、旅の路銀や食べ物を得るために伊勢参りが持っていた柄杓で物乞いをすることになります。
と、客席を回ってお金やお菓子、囲炉裏で焼いていたスルメ等を柄杓でいただいて回る
かくて得たものを怪しい折半にすると、日も西山に暮れ落ちて宿に泊まることとなる。
宿屋とちぐはぐな問答の後に二人は泊まることとなるが、夜半に泥棒が入って夜具などを奪い取ろうとする
そこで山伏が この浪板に泥棒がいるとは捨て置けぬ、退治せん。
かくて山伏の加護によってこの村々の平和を約束したとして舞い納めます。
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