飯豊神楽「恵比寿舞」@GEINOど真ん中ミーティング
さて本日は、GEINOど真ん中ミーティングから飯豊神楽で恵比寿舞です。
飯豊神楽は八幡神楽の系統で江戸時代後期に伝承されたとあり、焼失した伝書には文政四年の墨書があったという。
特色としては打ち鳴らしが独特で、神拝式より神招、天地開闢之由来、東西南北中央の神の数を申し上げ、神降ろし、神遊びご祈祷を拝み、打ち止め、神官の祝詞となり一同参拝後神上の太鼓で終わる。打ち鳴らしだけでも三十分程度かかるという。
さて恵比寿舞です。
センヤー田子の浦
独特の恵比寿面をつけて舞い出ます
沿岸部の山伏神楽の恵比寿舞に共通する所作で、恵比寿が赤布を取り出して綾結びにしたかと思えばするりと襷掛けにする。この所作も山伏の験を現す手法だったのだろうと想像できる。
鯛を釣り針につけるのは舞台下からというのは共通項です
魚を仕留める所作も黒森神楽系統と共通しています。
してみると遠野山伏神楽というのは、その伝承地域からして内陸部と沿岸部の融合的なことも特徴といえるかもしれません。
ところでこの恵比寿様の舞手は、この日のど真ん中ミーティングの発起人グループメンバーの神楽女子さんです。
いつもながら自然な感じで神様を表現している舞だなと感心しております。
動画でどうぞ
