おらが村の蘇民祭「前夜祭 炎の祭り」@金ケ崎町永岡 観音寺
さて本日は、先程まで行われた金ケ崎町永岡の観音寺に奉納する「おらが村の蘇民祭」の前夜祭炎の祭りを取材にいってきましたので、そのリポートです。
この金ケ崎町永岡での蘇民祭行事は比較的新しく、昭和53年の大水害で農地が被害を受けたが、そこから立ち上がろうと気勢を上げた青年部が始めたものである。
が、しかし実は金ケ崎町永栄寺窪にある熊野神社ではかつて「そみひき=蘇民祭」が行われていたことが岩手県文化財愛護協会編「岩手の蘇民祭」に記述されてある。
もともとは、金ケ崎町農業協同組合青年部永岡支部が祭りを実施してきたが、平成13年に永岡蘇民祭実行委員会に継承され、さらに歴代支部長が昭和会を組織してバックアップ体制をとっている。
更に、歴代の蘇民袋争奪戦の取り主で組織された取主会が支えている。
まさに地域一丸となっての祭りである。
ということで、本祭の蘇民袋争奪戦は以前このブログでも取り上げました。⇒永岡蘇民祭
が、今回はその前夜祭に突撃してきましたのでその様子です。
午後5時過ぎに永岡の土地改良区前に集合して一路観音寺へと向かいます。
途中6時15分頃花火等もありますが観音寺下に到着して松明に火をつけてお山登りとなります。
境内で左回りに三回巡った後に一行は観音寺本堂に入って護摩祈祷となります。
これは男衆が携えてきた蘇民袋 この中には取り合いをする駒木が入っているはず
住職による護摩祈祷が始まりました。
この一年、永岡集落の安穏と参加した善男善女の無病息災、そして参加した中学生の合格祈願を祈祷します。ご利益あります。
この後堂内では直会がありますが、あすはいよいよ蘇民祭本番です。
が、今年はそこまでは取材いたしませんので過去の画像で紹介に代えます。
画像は平成25年の永岡蘇民祭です
一般客が拾える駒木はこれです
「蘇民将来子孫門戸」
動画でどうぞ
