朴ノ木沢念仏剣舞@第57回 北上みちのく芸能まつり 詩歌の森公演
さて本日は、第57回 北上みちのく芸能まつり 詩歌の森公演から朴ノ木沢念仏剣舞です。
その前に朴ノ木沢念仏剣舞さんの由来について
「伝承では、平泉高舘の駄一郎が都鳥村(現南都田地区)に伝承。その後、寛政8年(1796年)都鳥村の長八より小山堀切、伊勢堂の平助に伝承されて始まったとされています。
(文久3年の石碑が残っている)
平成5年12月、「鬼剣舞」として、北上市と旧衣川村の3団体と共に、国指定重要無形民俗文化財の指定となりました。
兄頼朝と藤原泰衡の裏切りにより、奥州平泉で無念の最期をとげた、義経主従の亡霊が毎夜高舘に現れ、泰衡が亡霊退散を願い祈祷させたところ、釈迦の化身である一匹の猿が現れ、荒れ狂う亡霊達の中に交じり念仏を唱えながら踊る、亡霊達の心も安らぎ成仏したこという由来に基づく踊りです。」
ということなそうです。現在の代表は三田一男さんです。
朴ノ木沢念仏剣舞の伝承演目は、大念仏(胴取り)、一番庭、一番庭の狂い、三人怒物、八人怒物、一人怒物、引き剣舞としていて、一人怒物には猖則、切り払い太刀、熊払い太刀、新猖則、オッコミ、魔王、魔王くずし、オッコミくずしがあるという。
一番庭は本剣舞とも称されて七人の鬼とカッカタ一人で舞う、この日は鬼は三人でした
カッカタは猿面をつけて釈迦如来の化身として鬼を折伏するというものです。
本剣舞では、鬼は扇と錫杖のみを持って舞います。
最後にカッカタと二人の鬼が残って荒々しく舞いますが、これは川西念仏剣舞でカッカタが居並ぶ鬼たちを順に折伏していく舞の変形ということのようです。
動画でどうぞ
