稲荷田大権現「正月の悪魔祓い」@稲荷田大権現 正月祈祷2019
さて、本日は奥州市水沢稲荷田で、毎年正月2日に行われる稲荷田大権現の悪魔祓いについてです。
この行事が行われているのは、北下幅という地区で明治初年から北下幅神楽という南部神楽が伝承されてきた地域です。
北下幅神楽は南部神楽の範疇に入りますが、この稲荷田大権現は明らかに山伏神楽系の権現舞です。
もともとは、北下幅神楽と稲荷田大権現は別物でしたが、稲荷田大権現の担い手が減少してきたため、現在は北下幅神楽の構成員が伝承するということになっているようです。
まずは庭元宅にて神降ろし
今日は氷点下4度と寒いながらも良い天気になりました。
雪を踏みしめて進みます。
今年の巡行は東北自動車道の東側を回るコースで、夕方までに60軒ほどを門付けするということです。
祈祷の内容は、最初に天狗が祈祷の祭文を唱えて祓い、次に権現舞を一人で舞います。
次に訪問した家で準備をした水塩酒を持った者と権現様が対になって舞いますが、この時に神楽唄がかかります。
権現舞の人員は、太鼓1名、鉦摺り1名、笛1ないし2名。それに天狗と旗持ちと世話役2名。
この後も門付けは続くのですが、私は次へ移動となるためここで退散です。
全部終わると庭元宅で直会ということになるとは思いますが、皆さん今年もご苦労様です。
動画でどうぞ
