赤谷神楽「継信尋ねの場」@南部神楽舞納め2018
さて本日は、南部神楽舞納め2018から赤谷神楽で継信尋ねの場です。
その前に、赤谷神楽さんの由来について
「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」
ということなそうです。現在の代表は小野寺和夫さんです。
舞台は平安時代末期の源平合戦のさなか、屋島合戦での大将同士の戦の場面です。
最初に平維盛が出て屋島合戦に至った経過を神楽の筋立て説明よろしく言上いたします。
それに応えて平家方の大将平教経が出ます。
教経は弓の名人と言われ、此度の合戦にても敵将源義経を討ち取ろうと出陣していました。
大将同士の戦となり、迎え討つ源義経は降り来る矢を打ち払います。
その様子を観ていた家来衆の佐藤継信、忠信兄弟が中に割って入りますが、兄継信は管矢を胸に受けて負傷します。
戦い終わって日暮れの浜辺を弟忠信が兄の姿を探して歩きます、すると遠くで微かに呼ぶ声が。
兄を探し当てたが瀕死の様子。
弟忠信に抱えられながら「主君義経公に会いたい」と思いを語ります。
二人は四国高松城へと道行きするのでした。
動画でどうぞ
