達古袋神楽「岩戸開き」@南部神楽舞納め2018
さて本日からは、12月15日にサンホテル衣川荘で行われました南部神楽の舞納めのリポートとなります。
これは毎年この時期に南部神楽伝承推進協議会の皆さんが舞納めとして行っているもので、今年は奥州市衣川を会場としたということです。
で、トップバッターは達古袋神楽で岩戸開きです。
その前に達古袋神楽の由来について
「明治二年の火災で記録を失ったので資料はないが伝える所によれば、八幡神社は田村麻呂公の勧請といい、康平五年(一○六二)八月一五日再建の棟札もある。
八幡山常学院は、京都本山派の相模坊が、文明一○年(一四七八)開設し、古くから八幡神社の奉納神楽として法印神楽が舞われて来た。
なお弘化年代(一八四四)に神楽も盛んになり、明治以降には、胆沢地方、宮城県北、栗原郡、玉造郡等にも伝えられた。
明治以前は常学院が宮元となり指導に当ったが、以降の歴代師匠は、明治一一年小野寺伊三郎、明治二○年阿部徳太郎、明治二五年小岩勝蔵、明治三○年小岩利右エ門、小岩彦三郎、大正九年~昭和三八年まで阿部長治、以降阿部孝が指導に当り後継者の養成に当った。」とある。
自鏡山麓にある集落で、古くから神楽が行われ、胆沢・宮城県北地方へ神楽を広めていった大元といってよい神楽団体であります。
現在の代表は小岩恭一さんです。
天児屋根命が天地開闢から神々の系譜を語ります。
そこへ建御雷神が応じて出てきます
次には天宇受売命が出て、天の岩戸の前で神楽舞を舞って天照皇大神を誘い出します。
そこへ天手力男命が出現して天照大御神が隠れた岩谷の扉を開けようとします
岩戸を開いて天照皇大神を引き出すと、世の中は再び明るくなりました。
すべてが成功して、お祝いに千代の御神楽を舞います
ここの達古袋神楽さん独自の岩戸崩しをよくご覧下さい。
動画でどうぞ
