達谷窟毘沙門神楽「御神楽」@天長節 納神楽
さて本日は、12月23日に執り行われました天長節での達谷窟毘沙門神楽による奉納神楽です。
ここ達谷窟毘沙門堂は言うまでもなく国史跡指定であり、延暦20年(801年に征夷大将軍・坂上田村麿公によって創建された御堂です。京都の清水寺をまねた懸崖造りで、窟堂としては日本一の規模を誇り、毘沙門堂背後の岩には磨崖仏が見て取れ、今尚平安鎌倉時代の信仰が顕著に残る場所です。
そしてこの達谷窟毘沙門堂では最強の御札という牛玉寳印を賦算する行事があり、これを自家に貼れば「悪鬼を払い福を招く」と言われていて、新たに頒布が始まるのは、「修正會」が終わる1月8日の午後2時ごろからとなっているとのこと。
その一連の流れの中で、歳末に執行される平成天皇の誕生日を祝う天長節に合わせて達谷窟毘沙門堂神楽の納め神楽が奉納されます。
とりあえずここで達谷窟毘沙門堂神楽の由来について
その前に、達谷窟毘沙門神楽の由来については定本より
「今から230年ほど前に始められたと言い伝えがあるが資料はない。
明治初期、水沢市北下幅神楽と、大正初期水沢市瀬台野神楽を指導し交流がなされている。
現在の神楽は、昭和四八年、平泉町平泉字上窟の阿部幸吉師匠の指導により復活したものである。
古い庭元のことは不明であるが、現在照井幸男が代表者となり世話している」とあります。
西光寺住職の僧侶の祈祷経文があげられ、これより天長節を祝い寿ぎ神楽を奉納することになります
今年の冬は比較的暖かいというものの、いつもながらこの天長節の堂内は指先が凍てつくほどの寒さ。
その中で凛とした御神楽を舞う神楽衆はいかばかりか
この日が今年の毎納めになりますが、来年の毎初めは1月2日の深夜に行われる鬼儺會で深夜に行われるという。
見たいが中々行けない時間帯。
ご利益を得たい方々は是非おでかけください。
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