上根子神楽「三番叟」@花巻市青少年郷土芸能フェスティバル
さて本日は、花巻市青少年郷土芸能フェスティバルから上根子神楽で三番叟です。
上根子神楽さんの由来について
「明治3年の神楽本が伝承されているので、幕末期よりと言える。
北東北特有の山伏神楽の中でも、岳・大償系・黒森系など他の山伏神楽とは違う流れるような優雅な舞振りを基調とし、法印色の強い円万寺系神楽の特徴を色濃く伝えています。平成15年3月花巻市無形文化財指定。本拠である熊野神社では6月25日の例大祭の他、元旦祭奉納、2月の春祈祷の門付け等を行なっている。」
ということです。
円満寺系というのは神楽幕を見てもわかるとおり、二重の幕が神仏混淆を表している。
大乗神楽にも近いが、秋田の番楽の影響jも色濃く残っている。
式舞の三番目のになる三番叟は黒式切顎の尉面に烏帽子、ぬぎだれの上に千早とたっつけを着た一人舞です。
翁のもどきの舞いとされる。
「只今参ったる三番猿翁と申すは、色も黒く背も小さき翁人に座坐す」
と自己紹介をし、
「藍色塗たる木の面をとって顔に当て給う」
と述べる。
三番叟は一舞舞ですが、この日は4人で仲良く踊りました。
次世代に期待します。
動画でどうぞ
