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2018.11.25 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

笹谷流三ヶ尻神楽「御神楽」@第38回金ケ崎町郷土芸能発表大会

さて本日からは、11月18日に開催されました第38回金ケ崎町郷土芸能発表大会のリポートとなります。
トップバッターは笹谷流三ヶ尻神楽で御神楽です。

三ヶ尻神楽の由来は金ケ崎町史より

「明治38年川口田の後藤房松が地域の青少年が惡い遊びに入らないよう、将来のために善良な風俗を育成するには健全な娯楽が必要と考え、胆沢の前谷地神楽の米倉純治を師匠に迎えて神楽団を創始したことに始まる。
その後、太平洋戦争時に中断したが、昭和45年に小学生に伝授して今日に至る。
しかしながら、その後は後継者を育成することに重点がおかれ、継承をどのように行えばよいのかということが喫緊の課題となっている。」
とありますが、御神楽舞手の子供たちの親御さんが神楽衆に加わるなど、今後の活動に希望が持てます。



現在上演できる演目は御神楽のみとなっているが、本来は式舞7番、狂言神楽14番を保持していたという。(金ヶ崎の文化財Ⅱ)

005IMG_7028.jpg

三ヶ尻神楽さんは前谷地神楽からの伝授ということで笹谷流としていますが、御神楽に関してはむしろ胆沢神楽の影響が見て取れますので、様々な変遷があったことが推量されます。

007IMG_7031.jpg

三ヶ尻神楽では平成元年から地元の三ヶ尻小学校の運動会において4~6年生に御神楽を指導してきたということです。
この子たちの中から継承者が育つことを願ってやみません。

008IMG_7032.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.11.25 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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