大償流土沢神楽「水神」@第17回東和神楽大会
さて本日は、第17回東和神楽大会から大償流土沢神楽で水神です。
土沢神楽さんは、花巻市東和町の鏑八幡神社に奉斎する山伏神楽で、正式には早池峰大償流土沢神楽と称します。
大償神楽からの伝承とされていますが時期は明確でないものの、弘化年代の神楽道具などから推測されます。
岩手県指定の無形文化財であるとともに、石鳩岡神楽とともに「記録作成等の無形の民俗文化財」として国選択指定を受けている。
舞い方は早池峰神楽の古い型を残しているといわれ、2月11日の舞初めを始めとして、9月の鏑八幡神社の祭礼などに上演されます。
舞のはじめは片袖に両手を入れて舞う早池峰系によく見られる型です。
龍神が出て、我は日本六十余州の龍神の総王である屏風が岡の大王たり。
音無川の水源に眷属を集めて人間に祟りなさんとす。
ところが八百万の神々がいち早くそれを知り、滝の水を封じ込めてしまいます。
水が無くなり困った大王は、どうすれば水が得らわるだろうかと御神楽を奏して祈祷します。
眷属もオキ笛を吹いて祈ります。
そこへ経津主命が現れ、水を粗末にしても人間に祟りはしないか問いただします。
大王は決してしないこ誓うと、天から雨が降り龍神たちは喜びの舞を舞います。
めでたく治まったところで、千代の御神楽崩し舞で舞納めます。
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