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2018.10.26 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリシシ踊り

高瀬鹿踊「一番庭、一人狂、三人狂」@下有住月山神社式年祭

さて本日は、下有住月山神社式年祭から高瀬鹿踊で一番庭、一人狂、三人狂です。

高瀬鹿踊は住田町下有住に伝承される行山流山口派の鹿踊りです。


由来としては文化7年に下清水の忠吉が江刺市伊手に出稼ぎに行っていた時に、伊手の地ノ神屋敷の金蔵から伝授されたということです。

旧名は地元神社の名前を取って月山鹿踊ともいい、前幕の左右に「月山」の文字が染めぬかれていおります。



この日は月山神社の祭礼ですので、まずはお神輿に礼拝してから踊りとなりました。

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前幕の井桁九曜紋はもとより、装束は気仙沿岸部の行山流の特徴をよく現した装束となっていて、頭は威圧あするかのような気魄の籠もった表情となっています。

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中立と牝鹿の流しには「みちのくのしのぶ牡鹿の女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも」と鹿の絵があります。

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側鹿は昇り龍が描かれています。

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かつては高瀬おどりとも月山鹿踊とも呼ばれて、そちらこちらの祝祭や庭踊りをしたが、大正期に中断していたが、復興させたということです。

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なお、一番庭は神社・寺院または民家の位牌の前で踊るものという。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.10.26 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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