高瀬鹿踊「一番庭、一人狂、三人狂」@下有住月山神社式年祭
さて本日は、下有住月山神社式年祭から高瀬鹿踊で一番庭、一人狂、三人狂です。
高瀬鹿踊は住田町下有住に伝承される行山流山口派の鹿踊りです。
由来としては文化7年に下清水の忠吉が江刺市伊手に出稼ぎに行っていた時に、伊手の地ノ神屋敷の金蔵から伝授されたということです。
旧名は地元神社の名前を取って月山鹿踊ともいい、前幕の左右に「月山」の文字が染めぬかれていおります。
この日は月山神社の祭礼ですので、まずはお神輿に礼拝してから踊りとなりました。
前幕の井桁九曜紋はもとより、装束は気仙沿岸部の行山流の特徴をよく現した装束となっていて、頭は威圧あするかのような気魄の籠もった表情となっています。
中立と牝鹿の流しには「みちのくのしのぶ牡鹿の女鹿の里 声をそろえて遊ぶ鹿かも」と鹿の絵があります。
側鹿は昇り龍が描かれています。
かつては高瀬おどりとも月山鹿踊とも呼ばれて、そちらこちらの祝祭や庭踊りをしたが、大正期に中断していたが、復興させたということです。
なお、一番庭は神社・寺院または民家の位牌の前で踊るものという。
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