大曲浜獅子舞「in平泉中尊寺」@三陸郷土芸能奉演
さて本日は、平泉中尊寺で行われた三陸郷土芸能奉演から大曲浜獅子舞です。
この三陸郷土芸能奉演は、東日本大震災以降に東北復興祈願と平泉中尊寺の世界遺産登録を祈念して三陸沿岸の郷土芸能を招いて上演しているものです。
この日は宮城県東松島市の大曲浜獅子舞でした。
以前から見たいと思っていましたが、正月2日・3日の春祈祷が主ということでなかなか見にいけないでいましたが、今回は近場での披露ということで見ることができました。
宮城県から岩手県南部の陸前浜一帯には浜毎に獅子舞や権現舞があり、正月からの春祈祷で集落内の悪魔祓いをするのが通例です。
由来としては、江戸幕府5代将軍徳川綱吉の時代、伊達家の家臣で松山城主の茂庭周防の命令により大友源内豊国が大曲浜の住民に獅子舞を指導して大曲浜の玉造神社に奉納したのが始まりというです。
保存会になる前は大曲浜地区外では出来ず旧暦の1月20日に大曲浜の各家を回り3日3晩獅子舞をしたそうです。
(大曲浜獅子舞HPより抜粋)
獅子は二人立ちで、獅子あやしの道化がつきます。
囃子の曲は打ち囃子、錣囃子、拳囃子、つぎ舞、羯鼓囃子ということです。
獅子が荒々しく舞い込んで一舞した後に、獅子にお神酒を飲ませると囃子が拳囃子に変わり、ほろ酔い加減の獅子舞となり、いかにも正月気分になります。
〽 正月二日の初夢に 松竹梅に鶴と亀 高砂夫婦の仲人で お前さんと添うとの夢を見た ・・・これは別の所の拳囃子でした
続いて肩車をしてのいわゆる寅舞
次に中入りで子どもたちによる手踊りです
最後は眠った獅子を叩き起こします。
獅子がお客さんたちの頭固めをしたあとは、獅子2頭プラス1で総踊り。
中尊寺境内が祭り一色になった感じでした。
動画でどうぞ
