恵山花取踊り@住田町五葉山神社四年祭
さて本日は、住田町五葉山神社四年祭から恵山花取踊りです。
恵山とは上有住と遠野の堺にある赤羽根トンネルに行く途中の地区で、地域コミュニティによる花と香りの里として頑張っている地域のようです。
さて、花取踊りです。 初耳です。
祭りの場に居合わせた知人に聞いた話では、高知県から移住してきた人がこの地に花取踊りを伝授したという。
岩手県内どころか東北地方ですが同系統の芸能が見当たらないのもこれで納得。
囃子の山車の上では花撥で太鼓を打ちます、華やかです。
踊り手の先達役として鉦を打つ役の者が二人。
鉦には「太刀踊り」と書いてあります。
実は、本家本元の四国地方には太刀踊りあるいは花取り踊りと称する芸能が広く伝承されていて、同じく花を付けた棒の先端に刀を付けた薙刀を持って踊っているようです。
高知県高岡郡佐川町斗賀野白倉神社の花取り踊りの由来はこうなそうです。
戦国時代一条勢が津野氏の花取城(須崎)を攻めたとき、城兵をあざむくため、軍中の美青年を選んでこれを躍らせ、城兵が門を開いて城下に出て踊りに見とれている隙に討入り落城させたことで、花取踊りの名がのこっている。
ということなそうです。
祭りの場での演目は、二つ切り、柄投げ、片えぐり、両えぐり、大車ということです。
実はこの日はこの踊り見たさに祭りを訪問したわけですが、予想以上でした。
とにかく若者たちが楽しそうに掛け声を出しながら、薙刀を振り回して踊るのが実に格好いい。
恵山地区では、花づくりによる景観保全活動をしていて、交流人口も増えているとのこと。
その成果がこの踊りにも現れているような気がします。
今後の活動が楽しみです。いつか県民会館のステージに立つことがあるかも。
動画でどうぞ
