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2018.10.08 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ太神楽

坂本太神楽@住田町五葉山神社四年祭

さて本日は、住田町五葉山神社四年祭から坂本太神楽です。

由来について「気仙の民俗芸能(1)神楽と田植踊り」(1964年刊行)から引用します。

「坂本太神楽は天保年間にすでに坂本部落で行われていたという。上有住、長者洞に住む佐藤善之丞という人が、伊勢参宮の際にこれを習得して帰り、上有住上家の佐藤伊兵衛に伝えたのがその始まりという。以後、佐藤伊兵衛宅が庭元となって今日に及んでいる。
佐藤善之丞は請われて上閉伊遠野の穀町にも出張教授し、また伊兵衛も16歳の頃に上有住の新切部落に伝え、これが新切太神楽となっている。戦後にも遠野から依頼があり佐々木福ニ郎らが出向いて教示した」
 ということです。



坂本太神楽は、伊勢神楽の形式をよく残しているようです。

獅子につくものとして、ササラ、オカメ、曳き屋台、それに手踊りがつきます。

ササラは黒い道化面を付け、背中に赤猿を付けて道中では獅子や観客にからみます。

013IMG_5942.jpg

オカメ面を付け手に幣束と鈴を採って先頭で舞います。これは岩戸の舞とされます。天宇受売命ということでしょうか。

041IMG_5970.jpg

更に、曳き屋台では笛太鼓に三味線と賑やかに囃子がついて、女性たちの手踊りがつきます。

遠野の太神楽も相似形だということですので、やはりここから伝承されたのでしょう。

042IMG_5971.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.10.08 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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