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2018.09.10 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

平形神楽「法童丸庭園の場」@第58回宮城岩手選抜神楽大会

さて本日は、第58回宮城岩手選抜神楽大会から平形神楽で法童丸庭園の場です。

その前に平形神楽さんの由来について「栗原伝統伝承芸能記録保存」から引用します。

「昭和24年1月平形地区(栗原市金成津久毛)の有志が集い、渡邉章一氏を庭元に平形神楽を結成した。そして築館城生野神楽の二階堂清一郎氏を師匠に招聘し、黒沢流南部神楽を習得して活動を行っていた。
しかし、会員の高齢化や後継者難等により解散の止むなきに至った。(昭和38年)
そこで、平成12年2月地元の有志が話し合い、この神楽を再興し保存伝承すべく平形神楽保存会を結成、地元の神楽師の方々の指導を受けながら練習を重ね、現在地区の秋祭りやイベント等に参加するなど活動を展開している」

ということです。現在の代表は高橋隆光さんです。



演目ですが、一の谷の合戦で熊谷次郎直実に討たれた平敦盛の幼子が、母玉織姫によって加茂大明神のもとにやむなく捨て子にされ、通りかかった法然上人、蓮生坊に育てられたという物語です。

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法童丸が七歳になったある日、法然上人、蓮生坊、法童丸の三人が寺の庭園にいると、法童丸が鶯の親子をみて、鳥にさえ親はいるのに自分は親の顔さえ知らない。親に合わせてくださいと懇願します。

法然上人です

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蓮生坊です

032IMG_5330.jpg

蓮生坊が法童丸を見つけ出した時に法童丸を抱いていた女がいたことを思い出し、母親かもしれないと、加茂の明神をさして急ぐことになった。 と道行の舞で終わります。

029IMG_5327.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.09.10 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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