小田代田神楽「五大領」@第43回胆江神楽大会
さて本日は、第43回胆江神楽大会から小田代田神楽で五大領です。
小田代神楽さんの由来について定本より。
「明治二八年一○月、部落の氏神五十瀬神社に神楽を奉納するため、氏子総代の植田喜作が庭元となり、羽田の鴬沢神楽から師匠を招き指導を受け、小田代神楽を創設した。
初代庭元植田喜作、二代及川春治、三代及川清志四郎、四代~五代及川篤男である。」
とあります。初代の植田喜作が指導を受けたのは菅原金之丞とあるが、金之丞は千葉栄佐衛門とともに瀬台野神楽を立ち上げた人物であり、後年田原の蟹沢に婿入りして蟹沢神楽を創設し、周辺の地域にも神楽指導をした。
そして現在の第六代目庭元は及川章さんです。
さて五大領
幕出し唄は 〽 五大領神の 使者を呼ぶべし ホー 五大領神の 使者を呼ぶべし
続いて山の端の拍子で八十萬玉尊が舞出てきます
高校生の山の端舞です 13分間の一人舞 見事でした
五大領は一年360日を春夏秋冬の神にそれぞれ90日ずつ分け与えた所、天八十萬玉命が自分にも分け与えよと四季の神々に頼みますが、誰も聞き入れず
ついには装束を改めて神戦となります
最後に天之御中主神が出て、一年を4つの季節に分けると共に季節の間に土用の期間を設けることでまるく納めるというストーリーになっています。
いかにも日本人らしい四季感、四季の定義付けだと思います。
と、神楽は目出度く四季が定まったことを寿ぎ千代の御神楽崩し舞となります。
動画でどうぞ
