北下幅神楽「三番叟」@第43回胆江神楽大会
さて本日は、第43回胆江神楽大会から北下幅神楽で三番叟です。
演目にいく前に北下幅神楽の由来について定本より。
「明治初年、千葉源五郎外七人の仲間が、水沢市旧満倉上葉場村、高山稲荷神社の上葉場神楽に弟子入りし神楽を習得した。
明治二年の修験道廃止により神楽団も解散したため、北下幅村の仲間で、北下幅神楽を創設した。
また自ら庭元となり、多くの弟子を養成するとともに、西磐井郡平泉町達谷神楽、水沢市真城瀬台野神楽との交流を深め
数多くの演目を習得した。
初代庭元千葉源五郎、二代千田伊四蔵、三代千葉源五郎、四代小野寺彦助、五代千田竹松、六代千葉庄太郎、七代千葉運蔵、現在の庭元千葉源一は八代目である。
昭和三六年三月、水沢市無形文化財の指定を受けている。
なお他村に伝授した箇所は、明治二五年佐野神楽、福原神楽、明治三○年鴬沢神楽、明治三五年鵜の木神楽、南部岩崎神楽、大正10年番匠神楽、大正14年昆沙門神楽等である。」
とあります。
現在の代表は千葉 新太郎さんです。
幕だし歌は
〽 吉が野に吉が野に 日は照るとも照るとも 常に絶えせぬ鳴る滝の水
前段の練舞が終わると口上の台詞になります。
こちらの三番叟では胴取りとの太鼓の応酬はありません。
台詞の合いの手に太鼓と笛が入るため非常に雅やかな印象があります。
目出度き詞を言い連ねて祝った後、崩し舞となります。
沖に鴎が飛ぶように マゴチョイと申す
動画でどうぞ
