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2018.08.21 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

笹森神楽「明神舞」@第43回胆江神楽大会

さて本日からは、第43回胆江神楽大会のリポートとなります。トップバッターは笹森神楽で明神舞です。

今年の胆江神楽大会は大変暑い中の2時30分から始まり、狼ヶ志田神楽の青沼松男第先生の寄せ太鼓から始まり、続いて水沢南小学校児童の御神楽という順でした。前半は式舞中心で組まれているのがこの大会の特徴で、昔ながらの形式を保っているのがよいです。

というわけで、笹森神楽の由来については次のとおり

「大正九年鈴木亀之丞が庭元となり、前谷地神楽の米倉純治の弟子で佐々木伊治を師匠として指導を受け笹森神楽を創設した。
なお現在の舞は、前沢町古城松の木沢、佐々木勇師匠の指導によるものであり、地割舞、明神舞は胆沢町内でも笹森神楽のみである。
初代庭元鈴木亀之丞より現在の庭元村上勇吉まで四代目である。
昭和三五年一一月胆沢町民俗無形文化財に指定されている。」
とあります。
現在の代表は村上幸吉さんで、この日も元気に胴を取っておられました。



明神舞は「神楽式舞」13番中6番目の舞で、獣の荒れすさぶのを鎮める舞である。
地割舞、明神舞はともに悪魔を祓い鎮め、天下泰平、延命息災、五穀豊穣を祈念する舞である。ということです。

010IMG_5055.jpg

前半は狐面を付けてのネリ舞、後半は直面でのくずし舞です。
明神舞は山伏神楽の舞の手が数多くあり、祈祷舞となっています。

尚、瀬台野の神楽本では阿吽の狐面を付けた二人舞となっているようです。

013IMG_5058.jpg

舞の最後は刀と扇で印を結んで舞納めます。

016IMG_5061.jpg

動画でどうぞ


テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.08.21 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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