神取給人町法印神楽 日本武 @ 三陸海の盆2018
さて本日は、三陸海の盆2018から石巻市桃生町の神取給人町法印神楽で日本武です。
神取給人町法印神楽さんは当ブログでは初出になります。見に行った甲斐がありました。
由来については宮城県の民俗芸能1より
「古くから樫崎、寺崎、太田、豊里の法印たちと結んで一緒に神楽を演じていたと、前保存会長荒川慶一氏は語っていた。もともと寺崎法印神楽とは深い交流をもち、演舞に当たっては互いに手伝いをしてもいたという。
現在は会員11名、地元の大学生2名が神楽を実習していて将来は地元に残るという。
毎年つぎの神社祭礼のほか各地において演舞するが、新築の祝宴には「道祖」や「日本武」を、結婚の披露宴には「岩戸開」を
演じ、岩屋戸の中から花嫁を現出させる演出で好評を得ているという。稽古も厳修していて活動は意欲的である。
9月10日に近い日曜日神取鹿島神社
9月17日給人町新懇神社
9 月1 9 日城内白鳥神社」
ということです。いわゆる桃生十法印の一つであったということです。
さて日本武ですが、最初に日本武尊が出て宝剣納めです。
背に宝剣を担いだ姿が印象的です。
三本幣束を立てた熱田神宮に納める演出も独特です。
次に岩長姫变化が舞い出ます。
姫面も独特ですが、所作にも独特のものがありますね。
宝剣を前にした岩長姫变化が、宝剣を奪い取ろうと逡巡する場面がこの演目の一つの山場なのですが、そのおどろおどろしさの表現にも独特の工夫があり見応えがあります。
宝剣が無くなったと聞いた日本武尊が熱田神宮に来て岩長姫变化を追って取り返す場面になります。
熱田の宮の神鏡に姿を見悟られた鬼女が日本武尊と闘う場面です。
舞台したまで降りての格闘です。地元神社での奉納神楽であれば客席の間を駆け巡っての乱闘と思われます。
最後は日本武尊が鬼女を退治して刀で鬼女の首級を高々と掲げます。
最後は宝剣が無事熱田神宮に納まったことを祝ぎ太刀御神楽で舞納めます。
動画でどうぞ
