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2018.08.09 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

金木高等学校三味線部 津軽三味線 @ 青少年東北民俗芸能の祭典2018

さて本日は、青少年東北民俗芸能の祭典2018から青森県五所川原市の金木等学校三味線部によります津軽三味線です。

金木高等学校の三味線についての由来は当日パンフレットより

「青森県津軽の金木町は、太宰治の生家「斜陽館」が有名ですが、津軽三味線発祥の地として「津軽三味線会館」もあり、冬は地吹雪の中、津軽鉄道のストーブ列車が走ります。
金木高校は創立66年。太宰治について学んだり、文化祭では郷土芸能「奴踊り」で町をパレードしたりと、地域に根ざした教育を取り入れている学校です。
三味線部の発足は平成13年で、「総合的な学習の時間」の、地域の歴史・文化を生徒自身が学ぶコースの一つに津軽三味線があり、そこから三味線部が誕生しました。
今回演奏する曲目のうち、研回桜」は創作曲です。金木町にある芦野公園は1500本もの桜があり「日本桜名所100選」にも入つている桜の名所。春には桜のトンネルの中を津軽鉄道が走り、大勢のカメラマンが訪れます。この芦野公園の桜をイメージして作つた曲です。衣装の色にもご注目ください。
三味線部は地元の祭り、イベントなどへの参加や施設訪間を行なつていますが、昨年は第38回青森県高等学校総合文化祭郷土芸能部門で優秀賞を受賞しました。」

ということです。



金木高等学校三味線部の皆さんがこの日演奏してくれた曲目は
十三の砂山、 りんご節、津軽あいや節、和桜、津軽よされ節の五曲です。

個人的に津軽三味線の奏法については、越後瞽女や江州音頭等の新潟北陸地方の音曲が北前船に乗って青森津軽地方に伝わり、そこから更に地方の諸芸と混交するなかで旅芸人の創編によって今ある形になったのだろうと思慮します。

かつては放浪芸とされた津軽三味線ですが、今では青森県を代表する民俗芸能としての位置づけにもなっていることは感慨深いものがあります。

080IMG_4633.jpg

動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.08.09 |

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Author:祭りの追っかけ
祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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