岡谷地神楽 矢田部判官地所検分の場 @ 第14回登米市民俗芸能大会
さて本日は、第14回登米市民俗芸能大会から岡谷地神楽さんの 矢田部判官地所検分の場についてです。
その前に岡谷地神楽さんの由来について
明治三二年、工藤清右エ門(東和町嵯峨立から養子に来た人)が庭元兼師匠となり、修験道加田羽流剣舞神楽を部落の若者達に指導し、岡谷地南部神楽を創設した。
初代庭元工藤清右エ門、現在の庭元高橋安治は六代目である。
とありますが、現在の代表は佐久田和尋さんです。
矢田部判官地所地所検分は、泉州信田郡を領地に賜った矢田部の判官が領内の様子を見て回るうちに、不審な祠を見つけ出す場面から始まります。
幕出しです 〽 センヤーハー 判官は信田が森にと早急ぐ 急ぐなり
判官が領内の地所検分に行くと、山中に祠があった。
道案内役の村長にあれはどのような由来のある祠かと尋ねられ、あれは信田の森の白狐が神様として祀られていると答えます。
これを聞き、不審に思い家臣の石川悪右衛門に確かめに行かせると
信田明神に古狐がいました。
矢田部判官は石川悪右衛門に白狐の肝を取って来いと命じます。
石川悪右衛門が狐を追いますが、逃げられてしまいます。
この話は狐が逃れて安倍保名にかくまわれる葛の葉の前段になっています。
動画でどうぞ
