末角神楽 普将舞 @ 小国分館開所式神楽共演会
さて本日は、宮古市川井で開催されました小国分館開所式神楽共演会から末角神楽で普将舞です。
ところで、小国地区の末角神楽は小正月に火祭りをして集落内の火伏せ祈祷をする。
現在では1月7日前後の日曜日に地区内の集会所で行われる。
午後3時に舞込みをして神事を行い、その後夜神楽を演じている。
また、地元の賀茂神社例祭は8月18日に行われ、神輿に供奉した後に数番の神楽を奉納するという。
いつか祭礼行事に行ってみたいと思います。
さて、普将舞です。
幕出し唄は
〽 ハアー普勝切りヨー 普勝切りヨー オーサンヤー
山伏神楽の荒舞中の荒舞です。
普将舞は天之尾羽張神の舞とされている。
天之尾羽張とは伊邪那美が迦具土神を生んだ際に、 その火に焼かれて死んでしまったことを悲しみ、怒った伊邪那岐が、 十拳剣を抜いて迦具土神を斬り殺してしまった。その刀剣のことを天之尾羽張という。
その激しい荒舞をこの日は若手が演じたので会場は大盛り上がりとなりました。
普将舞では二本の鈴木を十字に交差して踊りますが、これが悪魔祓いの祈祷らしい凄みが感じられます。
後半は面と鳥兜を取り、双刀を激しく振って四方を打ち祓う。
大変力強い荒舞で圧倒されました。
動画でどうぞ
