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2018.06.13 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

富沢神楽 国授け@ 第14回神楽共演石越大会

さて本日は第14回神楽共演石越大会から富沢神楽さんで国授けです。

その前に、富沢神楽さんの由来については定本から

「明治二○年頃、蕎麦沢の佐藤林之丞が庭元となり、西磐井郡金沢村飯倉神楽の小野寺忠七師匠(飯倉から真滝小林に婿養子に来た人)を招き、部落の若者達に神楽の指導を行ない富沢神楽を創設した。
明治時代、初期の人達が二期、三期と舞人の養成を図ったが大正初期に絶えた。
昭和三年、佐藤民治が発起人となり佐藤甚之助が庭元となり、飯倉神楽より高橋衛師匠を招き佐藤民治と共に神楽の指導を行ない、富沢神楽を再興した。
初代庭元佐藤林之丞、二代三代佐藤甚之助、四代佐藤利男、五代千葉清人、六代佐藤登である。」

とありますが、現代の代表者は佐藤徹さんです。
胴取りは渡辺篤さんです。

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国授けは天神七代の神である伊弉諾尊が一人出て、法印神楽のツケの役割のように、神々の由来を述べます。
さらに日本の国の発祥について述べた後に子の神である三神を呼び出します。

〽 應 自らは天神七代 伊弉諾尊と申すなり

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すなわち三神とは、伊弉諾尊が、黄泉の国に伊弉冊尊を尋ねて行った後に追われてからがら黄泉平坂を脱出し、穢を漱いだ時に目や鼻から生まれた神々のことです。

一番目は天照皇大神

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二番目は月読命

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三番目は素戔嗚尊

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伊弉諾尊はそれぞれに国を授けます。

天照皇大神には高天原を治めよと、月読尊は大海原を司るように、素戔嗚尊には天が下を司るようにと申し付けます。
目出度く決まった所で千代の御神楽です。

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動画でどうぞ

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.06.13 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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