赤谷神楽「 降神の舞」 @ 第14回神楽共演石越大会
さて本日からは6月10日に開催されました第14回神楽共演石越大会についてのリポートとなります。
この大会は、平成17年4月1日に市町村合併により登米市が誕生したことを記念して神楽の共演を通じて友好を深めることを目的に始まったということです。
そして、大会と称していますが無審査なので、各団体思い思いの演目を楽しむことができる貴重な場となっています。
ということで、最初は赤谷神楽さんで 降神の舞です。
その前に、赤谷神楽さんの由来について
「明治二六年、鈴木築吉が庭元となり岩手県西磐井郡花泉町、上油田神楽の佐藤和三郎師匠の指導により、橋向神楽を創設する。
昭和二六年、工藤文市が庭元となり内容の充実を図り、赤谷神楽と改称した。
初代庭元鈴木蕊吉、現在の庭元工藤貞夫は五代目である。」
ということなそうです。現在の代表は小野寺和夫さんです。
降神の舞は神楽のはじめに舞われる翁の舞で、八百万の神を招き入れ、民族の平和と繁栄を祝福し、
万民の平和と健康を祈り、神事や祈祷をする舞といわれています。
降神の舞を演ずるのは翁です。
神楽奏上から舞に入るまでは直面でいて、降神の舞になると翁面をつける。
この儀礼的な様式は、神降ろしによって神が神楽の場に来たゆえに、翁役に神が憑依して神の祝福を神楽の場に施すという場の設定である。
このことによって、神楽の観衆は神楽座の場に神様が降臨し、神楽を見ているだけで招福除難の利益が約束されたと感じることができるということなのだろうと思う。
〽 センヤーハー 秋なればーほー 菊もや紅葉も諸共にホー
センヤーハー 高天原に 神ぞ留まる 神ぞ留まる ヨーホー
動画でどうぞ
