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2018.05.29 | Comments(2) | Trackback(0) | カテゴリ諸芸

小鳥谷七ツ踊り @ 第38回一戸町郷土芸能祭

さて本日は平成27年開催の第38回一戸町郷土芸能祭から小鳥谷七ツ踊りについてです。

小鳥谷の北西部にある小姓堂地区に伝承されるこの七ツ踊りは、他の七ツ踊り七ツ舞と同様に七種類の道具を持って踊るものです。

一戸町内では他に来田七ツ踊りがありますが、近隣の市町村にも同様の芸能が広く伝播しています。



由来については、坂上田村麻呂が蝦夷を征伐平定した戦勝を祝って踊ったのが始まりといしていますが、それが後に豊作を祈願する踊りとなったという。

地元の御小姓神社や小鳥谷八幡神社の祭礼において神輿の先払いをして歩き、その後は町内を門付けして踊り歩く。

採り物は、杵、棒、太刀、なぎなた、槍、斧、弓で、杵以外は2人1組になって踊ります。

DSC05330.jpg

岩手町から二戸にかけての七ツ踊りの特徴は、この杵舞でしょうか。
七ツ踊りは神楽の演目の一部が独立したものと言われていますが、二戸地方の神楽には杵舞があることも関係しているのかもしれません。そういう訳で杵舞が花形になっています。

DSC05337.jpg

最後に横一列になって投げ草が演じられました。いわゆる礼舞です。

〽 投げ草は 加賀の菊酒よ ソレ
   投げ草は 投げ草は ソレ ソレ
    あげて故郷の土産 故郷の土産 ヤ ヨイサノサーソラ

DSC05340.jpg

動画でどうぞ


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テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.05.29 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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