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2018.05.27 | Comments(0) | Trackback(0) | カテゴリ神楽

中山神楽 鞍馬の山 @ 第38回一戸町郷土芸能祭

さて本日は平成27年開催の第38回一戸町郷土芸能祭からに中山神楽の鞍馬の山についてです。

中山神楽の由来については虎の口の紹介で記述したとおりであるが、幕藩時代に一戸の年行司であった三明院が伝えた神楽の系統である。
三明院の伝授を受けた高屋敷神楽などから習得した神楽であるが、明治末以降は神楽の再伝承に功績があり、その系譜を「中山手」と称されるに至っている。



さて、鞍馬である。
神楽の筋立ては言わずと知れた牛若丸の鞍馬山修行の逸話を神楽にしたものである。

舞手は小学生であるが、実はこの子は中山神楽の隆盛に関わった駒木源五郎の末裔という。

そういう訳でもなかろうが、この子の舞の手は非常にしっかりとしていて見ている側が引き込まれる。

DSC05278.jpg

そして相対する鞍馬山の大天狗は直面で濃いヒゲのメイクをしているので、天狗と言うより弁慶という感じです。

DSC05300.jpg

そして、牛若丸と天狗の武術稽古が繰り広げられます。


DSC05306_20180527185435a10.jpg

最後は天狗の肩に牛若丸が乗る場面ですが、これは秋田の番楽の鞍馬に通じています。


DSC05309.jpg

動画でどうぞ。

テーマ:伝統芸能 - ジャンル:学問・文化・芸術

2018.05.27 |

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祭・・・それは祈り、畏れ、そして縋り付くばかりの信仰、神人共生の歓びの象徴。さて、明日のエネルギーの糧を求めに彷徨おう。

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