声明 本山慈恩寺 一切経会
さて本日からは、5月5日に山形県寒河江市にあります本山慈恩寺にて行われた一切経会についてリポートしていきます。
かねてからの念願が叶い感無量でした。
午前中は雨で心配されましたが、住職さんたちが出仕して来る頃からは晴れ上がり、おまけに境内の最上義光公由来の山桜まで満開で正に花を添えた法楽となりました。
前日には濫觴会が行われ、5日の一切経会は楽師の奏楽で始まります。
僧侶による声明と、林家舞楽が行われる舞台は、境内に仮設舞台を設置するもので、山門から梯子を渡して舞人が舞台に出る仕掛けになっています。
楽師は山門の中で演奏します。
午後1時30分に出仕を促す楽を合図に最上院、宝蔵院、華蔵院の三ヶ院から住職が列をなして出てきて、本堂内で弥勒法一座を修します。
その後、声明を上げる僧侶たちが本堂から舞台の楽屋に入り、楽奏上とともに舞台いりして声明を唱えます。
動画でどうぞ。
